Commitment

美味しさの秘密

ジャスミンライス スピリッツの美味しさの理由

1.最高の原料

最高級のインディカ米(タイ米)であるジャスミン米。
その中でもカンボジアのジャスミン米は、米のバイヤーの世界会議である”The Rice Trader World Conference” で「World’s Best Rice 2022」を受賞(ロムドゥール米)し、世界一の米と認定されています。
この世界最高のジャスミン米を、無農薬有機栽培で大切に育て、天日干しで3週間じっくりと乾燥させたものを主原料としています。
日本酒の原料となる酒米を含め、米は機械乾燥させるの通常ですが、機械乾燥は効率はよくても米の美味しさの元となる「粘り・コシ・つや」を生み出すデンプン粒に負担をかけてしまいます。天日干しは手間暇がかかるものの米への負担が少なく、美味しさを最大限に引き出し、風味を深め、最高の原料となるのです。

2.独特の発酵過程

日本の泡盛や焼酎のルーツであるインドシナ半島の蒸留酒。
麦芽ではなく麹で醸す点では同じですが、その発酵過程は日本のそれとは異なります。
常夏で雨期には最高気温が40度、湿度80%に達する熱帯モンスーン気候のカンボジアでこそ可能な酒造りを私たちは行っています。
蒸米にタネ麹を振りかけて米麹を作るところまでは日本と同じですが、この米麹1に米を2の割合で混ぜ、水も酵母も入れずにタンクの中で3日間寝かせます。
すると2日目には空気中の湿気と酵母で自然発酵し始め、3日目にはとても甘い香りがして発酵が進みます。
ここでようやく水と酵母を加えて更に4日間をかけてアルコール発酵を促します。
こうすることで素材自体と本来の米麹の力で一次発酵が行われ、モロミに素材本来の風味が強く残るのです。

SUS304ステンレスで手作りの蒸留窯

穀前のトウモロコシ

3.自然燃料を用いた蒸留過程

ソラクメールは、本格焼酎や泡盛と同じく単式蒸溜の製法で造られます。
ソラクメールの特徴は、蒸溜器に用いる燃料にトウモロコシの芯を用いているところにあります。
これまで廃棄物となっていた脱穀後のトウモロコシの芯を農家から買い上げて燃料として利用しています。
これは、できるだけ廃棄物をなくしたいというSDGs的な狙いと、できるだけ現地のものでまかない、しかもそのことで現地を潤したいという私(高山)の思いがベースとなっていますが、それだけではありません。
乾燥したトウモロコシの芯はとても燃えやすく、しかもガラスを溶かすほど高温になり、ゆっくりと燃え火持ちがいいのです。
この熱源をコントロールしながら、2時間かけてゆっくりとエタノールの沸点温度である80度くらいまで温度を高め、常圧蒸留で15分ほどで初溜(ヘッド)をカットし、そのあと4時間かけて中溜(ハート)を蒸留し、2時間で後溜(テイル)をカットします。
トータルで8時間という1日作業の工程で時間をかけてゆっくり蒸留するからこそ、原料の風味を最大限に引き出したお酒を造ることができるのです。

4.一年以上の貯蔵及び熟成

蒸留直後のお酒は、刺激が強く香味も荒々しいのですが、一定温度で熟成させることで酒質が安定し、香味成分が落ち着き、独特の風味も出て味わい深い酒質に育ちます。
私たちは、熱帯モンスーンであるカンボジアの気候に最適化した自然の風を取り入れた貯蔵庫をしつらえ、そこでタンクで1年以上じっくり熟成させたものを出荷しています。
自然のリズムに合わせた貯蔵管理も美味しさの秘訣です。

マンゴースピリッツのおいしさの理由

有機無農薬の完熟マンゴーを贅沢に使用。
マンゴーの原産地はインドシナ半島であり、カンボジアでもマンゴーの生産が盛んです。
カンボジアのマンゴーは、濃厚な甘みと酸味のバランス、香りの高さが評価され、近年は高級品としての世界各国での取引が拡大しています。
ソラクメールの原材料となるマンゴーは、有機無農薬で栽培されたものです。
しかも、収穫されたマンゴーの中から、糖度15度以上の上質な完熟マンゴーのみを選りすぐって、皮を剥き、種を取って新鮮なうちにジャスミン米スピリッツに混ぜ合わせています。
有機栽培の完熟マンゴーだから滋味にあふれ自然で濃厚な甘さがあるのです。

東京ビッグサイトで日本デビュー

23年6月の東京ビッグサイト出展ブースでは嬉しいことにこの受賞のビッグニュースがプロモーションを後押ししてくれました。然しながら実際にブースを訪問して下さった多くのバイヤーの方々がソラクメールの味を高く評価して下さり大きな反響を呼んだことがとても大きな自信となりました。バナナリキュールに至っては40度にもかかわらず普段はお酒めないと仰るかたも試飲されていたのが印象的でした。